2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

埃にまみれた人形みたいである

つい最近店頭に並んだ食玩は懐かしアニメでも特撮でもなく家庭。昭和40年代のとある郊外の中流以下の一軒家のプラモという来るところまで来たキラー球。プラスチックのフタが付いた汲み取り式便所だとか思わずその場にへたり込んで苦笑してしまった私だった…

もう何も覚えていたくないんである

日劇で開催中の―日劇文化とATGの時代―にて岡本喜八監督の「肉弾」を初めて観た。以前に蛭子能収の漫画の中で、青春時代に通いつめたパチンコ屋には台の調子が悪いと上から「どうかしました?」と顔をのぞかせるお姉ちゃんがいてそのお姉ちゃんが「肉弾」の大…

私がオシメ替えてやったんである

ここ四、五年の現象として古書業界の売り手にも買い手にもごく若い普通の女性が参入してきていると聞く。本当にそうみたいだなと私も実感する。古本街に足を運ぶのはそう多い方ではないが神保町の古書ビルの狭い階段ですれ違う若い女の娘達はひと昔に比べれ…

始まりは大きなお世話である

池袋シネマサンシャインにて望月太郎監督作品「かまち」を観る。山田かまち役にはダンスユニット、Leadの谷内伸也が選ばれた。選ばれたのか。逆に谷内伸也の顔と名前を売る為に山田かまちの「伝説」が選ばれたのではないか。私は山田かまちの詩と水彩画のフ…