2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

篠沢教授を見る目が今変わるのである

6月10日、シネヴェーラ渋谷にて『官能の帝国 ロマンポルノ再入門』、『鍵』(74年 にっかつ)を観る。当初のプログラムではこの日、『㊙女郎市場』、『花芯の刺青 熟れた壺』ともう一本、相米慎二『ラブホテル』が上映される予定であった。が、フィルム…

ゲットーに白鳩舞う今に思うんである

6月6日、ラピュタ阿佐ヶ谷にて『愛と希望の街』(59年 松竹)を観る。添えもの映画特集のトリが大島渚というチョイスに何か感じるものが?私は感じなくもないが今時の若者にはどうなのだろう。世界のオオシマだってデビューは添えものだったんだなどと今…

処女飛行ゆえに見守りたいんである

5月24日、ラピュタ阿佐ヶ谷にてモーニングショー< 加賀まりこ> 『月曜日のユカ』(64年日活)を観る。家主のエイチから稿料と一緒に送られてくる袖の下がここのところなぜか中平康の関連書籍つづきなのだ。表紙はいずれも『月曜日のユカ』の加賀まりこ…

トリスで乾杯する戒厳令の夜である

5月21日、ラピュタ阿佐ヶ谷にて『おーい中村君』(58年 大映東京)を観る。主演、川崎敬三。川崎敬三のズッコケサラリーマンのライバル役として田宮二郎が出演しているがクレジットには柴田吾郎とある。田宮二郎の駆け出し時代の芸名が柴田吾郎なのか知…

それこそがホロ苦い男の優しさである

5月19日、ラピュタ阿佐ヶ谷にて「添えもの映画百花繚乱 SPパラダイス 『トップ屋取材帖 悪魔のためいき』(69年日活)『トップ屋取材帖 影のない妊婦』(60年日活)」を観る。SPとはSister Picture、つまり姉妹篇の意。一時間足らず…