2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

淋しいのはお前だけじゃないんである

先だって古書店で買った関川夏央の『水のように笑う』の文庫をパラパラめくっている内にあ、これ前読んだわと気づいた。それも随分前だ、多分80年代後半かなとも思ったが。その頃の私がどうして関川夏央のエッセイを読むきっかけを得たのか疑問に思えた。…

カルトとは興業不振という意味である

1月27日、フィルムセンターにて『宇宙大怪獣ギララ』(67年松竹)を観る。フィルムセンターで怪獣映画の特集をやっているとの情報を先だって新聞で得たのでフラリと出かけたのだ。怪獣ものなら何でもいいかと思ってはいたが。よりによって松竹怪獣ギラ…

小便映画館に嫌なガスが充満である

1月16日、銀座シネパトスにて『狂い咲きサンダーロード』を観る。「燃やせ!俺たちの70Sジャパニーズ・グラインドハウス魂!」なる特集のトップだが。グラインドハウスとはアメリカ国内におけるエログロ暴力映画専門のいわゆる小便映画館のこと。70…

実録ダメ連もヒロイン決定である

1月15日、銀座シネパトスにて『ノン子36歳(家事手伝い)』を観る。監督、熊切和嘉。主演、坂井真紀。坂井真紀演じる主人公ノン子は36歳バツイチの元B級アイドル。現在は田舎町の実家の神社に出戻りプラプラ飲み歩く日々。そこにフラリと現れた星野…