2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

酒豪で旅好きのフォーク歌手といえば

4月29日、友川カズキ 著『一人盆踊り』(ちくま文庫)を読む。本書はフォーク歌手の友川カズキが70年代半ばより書き残してきた身辺雑記に語り下ろしインタビューも併せて再構成した初の文庫本。50年生まれの著者は近年にも何作目かのドキュメント映画が公開…

人民服は入手困難でもハイソックスを

4月24日、『P-TRICK PLAN』P-MODEL(ワーナーミュージック・ジャパン・イヤーズ)を聴く。本作はP-MODELが79年に発表したデビューアルバムから80年のセカンド、81年のサードと計3枚から「コンセプトアルバムではなく名曲集といった性質」で選曲されたベスト盤…

自分は稀なるこの商品をいち早く購入し

4月17日、根本敬 著『怪人無礼講ララバイ』(青林堂工藝舎)を読む。本作は88年の『怪人無礼講』をはじめ『サイドウ一代』『好色無頼』『タケオの世界』の4篇を90年に単行本化したものの改訂版。表題作の『怪人無礼講』は『QA』誌に連載時から低俗だと非難…

時代設定は大凡昭和初期、大凡日本の

4月7日、テアトル新宿にて『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』(20年 ビターズ・エンド)を観る。監督、池田暁。本作は海外の映画祭で評価の高い池田監督の初の一般劇場作品。時代設定は大凡昭和初期、大凡日本の内陸部に棲む兵隊の町というアバウトなもの。早朝…