2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一億総荷風化ならば国外逃亡である

3月26日、神保町シアターにて「浪花の映画の物語」『女系家族』(63年大映)を観る。監督、三隅研次。主演、京マチ子。個人商店ながらも代々続いた大店の主人が急死したことから始まる三姉妹と愛人たちの遺産争いがおおまかなストーリーだが。上映時間…

つまり鬼が出るか蛇が出るかである

3月23日、ラピュタ阿佐ヶ谷にて「60年代まぼろしの官能女優たち」、『女王蜂の欲情』(66年 大蔵)を観る。監督、小川欽也。主演、内田高子。60年代後半に乱造された独立プロ制作の成人映画群は現在ではほとんど観る機会がない。フィルムも資料も多…

貴女を卒業できるはずないんである

3月16日、東洋大学の学食へ。春休みなのかガラ空きで一店だけ営業していたイタリアンでトリ肉のソテーとおかず三品を。20年前とくらべればこれで五百円とは先進国と途上国の差だが。向いのテーブルを囲むガードマンたちに学生じゃないだろと問われない…

トンガリキッズに愛の炊き出しである

3月10日、渋谷イメージフォーラムにて「WE ARE THE PINK SCHOOL! 日本性愛映画史1965−2008」、『OLの愛汁 ラブジュース』を観る。監督、田尻裕司。99年、国映作品。オープニングで椎名林檎の『ここで、キスして』が流れ出…