2002-01-01から1年間の記事一覧

残りヒトケタで突入されるんである

エイチからいつもの礼状が届いた。どんなに優れたエンタメだって目に見える反響が現われるまでには時間がかかるのだ。そして波は一気に来ると鴻上さんもBSで苦闘の劇団旗上げ時代を振り返って語っていたぞと。何をがんばるかってこのネットコラムのことであ…

エロ本坊っちゃまが昔居たんである

戸川昌士著「助盤小僧」(太田出版)は“懐かしのエロでございます”のキャッチコピーどおり主に昭和50年代中心の成人映画、成人雑誌からとっておきのエロビジュアルを並べた楽しい本である。古物屋の主人である著者が仕入れたてのレアなエロ物資を愛でなが…

わんやさんなら昔馴染みである

劇団時代の話をなぜ書かんの?恥ずかしい訳かやっぱりといった風の変な挑発をエイチから私は受けて考え込んでいる。そうなんである。私は今から丁度10年前に横浜市立大の劇研を母体としたサラリーマン劇団、百万$劇場に所属していたんである。約二年間の…

同情しちゃって大絶賛なんである

シネ・リーブル池袋はメトロポリタンプラザ8階にある私なぞから見れば都内有数のお洒落でハイソな映画館である。そんなハイソな小屋で先日タナダユキ監督の「モル」を観た。 今作は第23回ぴあフィルフェスティバル/DFFアワード2001グランプリとブリリアント…

私は泣いていますかって言うんである

テアトル新宿にて大谷健太郎監督作品「とらばいゆ」を見た。出演は瀬戸朝香、塚本晋也、市川実日子、村上淳。 瀬戸と塚本は同棲生活から実験的に結婚に踏み切ったばかりの友達夫婦。市川と村上は元カレの影に苛々しながら関係を保つできたて同棲カップル。瀬…

気まぐれ天使と呼ばれたいんである

ここしばらくは喫茶ロックの世界にどっぷりだった私の生活空間。なんせ築三十余年の木造アパートメントの真ン前には都電荒川線が今も走り続けているんである。喫茶ロックなら我が家にあったんである。 しかし一連の喫茶ロックシリーズが失ってしまった貧乏暮…

エミリーにバラをなんである

私は今より10年くらい前にバイト先の友人達と趣味の映画サークル活動をしていたのだが当時そのサークル内で書いていた全ページ直筆コピー刷りの会員以外誰も読まないファンジンが今手元にある。 自分の所だけ読み返してみたが、あまり文章力には進歩は無い。…

花粉とやらの親の顔が見たいんである

さて花粉の季節である。花粉症ってさ、それまで何ともなかった奴でも急に敏感になったりするんだってねえというのが、この季節の笑っていいともにおけるタモリの時候のあいさつとなって久しいが、私もその急に敏感になっちゃった一人である。感じるんです花…

マナ板の上の阿部ちゃんである

ネット文とはマジックミラーに向けた一人マナ板ショーのようであるなと近頃の私は思うのである。確かに遊びっちゃ遊びでいくら無い知恵しぼってエンタメっても結局一円にもならぬホームレス芸かとは思う。が、万に一つでも例えば私の書いたロリポップ・ソニ…

ロリポップ・ソニックは××である

「前回は上出来です。次回もよろしく」というのが当ホームページの家主(の夫)であるエイチから間借り人の私に届いた礼状のさわりなのだが、よく内容を読み返すと次回のリクエストはロリポップ・ソニックでお願いしますわなどとしっかりお題目まで提出する…

川越美和はもう戻れないんである

映画「光の雨」(2001/シネカノン)を観た。(以下ネタバレあり) 連合赤軍と浅間山荘事件についてもう一度一緒に考えてみる映画なのだなと私は感じた。ドキュメンタリー風であっても全て作劇で、演者の本音のように語られる台詞も恐らく台本に細かく指…

一に健康、二に山崎ハコである

「差し当たってスナップショット写真に雑文を添えたものを発表したいね」と私はエイチに自身のプランをはなしてみる。 ホームページなのだから自分の嫁子供や大切な猫ちゃんたちの元気にはしゃぐ姿と近況報告でも適当に綴ればよいのだが、私には嫁子供もペ…

危険な春なんである

まず初めに私は当ホームページの主ではない事をお断りしておく。 私は言わばケチな間借人である。居候である。70年代のTVドラマで石立鉄夫が何度も演じていた様な男盛りの働き盛りに今だ万年浪人生ごとき根無し草生活を繰り返すグズ男である。 そんな私に…