2005-01-01から1年間の記事一覧

埼玉県吉加賀市は実在するんである

銀座シネパトスにて4月半ばから公開中の「甦る裸身 萌えるエロス−日活ロマンポルノ・アラベスク2005−」にちょぼちょぼ通っている。五百本以上もある日活ロマンポルノ作品の中で選りすぐりの名作をチョイスした好企画ということだが。勿論過去の名作が再…

貴女もまた御愁傷様である

五月のとある日、池袋の大型書店を何となくウロチョロ。少し前に手に取って立ち読みした中央線に関するムックにポップが立っている。そこには高田渡ラストインタビューとあった。高田渡に昭和三十年代の東京の田舎、吉祥寺を語ってもらうという企画であった。…

安、上がって来い登って来いである

ドラマ「アタックNO.1」を中学生になる娘と毎週楽しみに観ています。カラオケBOXで新旧の主題歌を親子メドレーしたりして大盛り上がり。ま、そんな暮らし振りもあっておかしくない年代になってしまった。そんないい年にもなってボムなんぞ買ってしまっ…

先頭は歌謡曲、二着に私である

文化放送「走れ歌謡曲」金曜日担当は南かなこである。先々週にめでたく放送百回を超えた当番組を私は今年の一月から度々愛聴している。できれば毎週かかさずチェッキラしたい所だが。なにせオンエアーは深夜三時から明け方五時である。阿呆鳥のオールナイト…

黄色い世界にナウオンセールである

花粉症のお陰で春なんてうっとおしいだけの季節になってしまって久しい。あの新造人間キャシャーンみたいな防粉マスクも大体十人に一人位で使用するようになったようである。キャシャーン位じゃ気が休まらない人はもうゴーグル行っちゃうでしょ。あれも皆で…

知らぬ同志が付き合い果てたんである

3月28日、神保町の立ち食いそばの店にてミニ天丼セット四百九十円也をずるずるとかっ込む。ここは最近よくある気持ちグレードアップされた木椅子に座れる特選だし使用の立ち食いそばの店だ。財布の中身がマックス淋しい時はこの種の店を利用することにし…

寒いなら暖め合うべきなんである

40代が世の中を動かす。動かすのかも知れませんな。お前も動かさんかいと言われてもさてどう動かしたらいいやら。耳動かしましょか。耳、ねぇ。それにしても今やローファイとかフニャチンとかいった開き直りもあまり打てども響かないちゅか。やる気が無いと…

違いのわからない男のはじまりである

エイチみたいに生まれ育ったいえと結婚して移り住んだ家とその後新築した家が全て一地方都市の中に点在している例は珍しいのではないか。都営三田線の果ての果てに高島平といいうミニマムな都市がある。駅周辺をプラッと一回り歩くとわずか数百メートルほど…

いっそベータを応援したいんである

最近書店の店頭に平積みしてあるDVD付で千円もしないアダルト系、映画系のムックが気になる。どう考えても安過ぎるのではないか。DVDソフトってそんなタダ同然のコストで量産できるものなのか。そうではないけど先々を読んで今は泣いているのか。その…

夢見るように眠っちゃ損である

昼間は神保町の美容室で髪を切りました。シャンプー台で女先生に「流しまぁす」と押し倒されてじゃぶじゃぶやられて。「かゆい所ないですかぁ」か何か耳元でささやかれてウンニャか何かうなずいて。で、流し終わってひざ元のタオルを取るときに女先生必ず一…

ダンチョネが耳をすます夜である

2月19日、北とぴあ さくらホールにて「八代亜紀新春コンサート2005」を観る。私の座席は二階席のほぼ最前列中央。開演5分前に早くも酔客の野次が一階席の奥からこだます。かつてのトラック野郎のアイドルである八代亜紀の公演である。多少柄の悪いオッサン…

打算抜きなら終身刑である

新文芸座にて「鬼才 増村保造」、「女の小箱より 夫が見た」(64年大映)を観る。田宮二郎演ずる成り上がり者の青年実業家が乗っ取り工作を仕掛ける大会社の株を守る任務を持つ川崎敬三の妻役が若尾文子。例によって目的のためには手段を選ばぬ田宮は株主リ…

ミスターニッポンと逢引き中である

新文芸座にて「鬼才 増村保造」、「黒の試走車」(62年大映)を観る。田宮二郎演ずる巨大自動車産業の敏腕スパイが目的のためには手段を選ばぬ情報戦争の犬となり、やがて婚約者を敵方の寝室にもぐり込ませ抱かせ、特ダネを盗み出す。が、その直後身内に存在…

家中みんなぐにゃぐにゃである

新文芸座にて「鬼才 増村保造」、「足にさわった女」(60年大映)を観る。京マチ子演ずる女スリとそれを囲む男達とのドタバタ喜劇である。ドタバタ喜劇という表現もいつの間にか消滅したが、本作は昭和35年に制作されたドタバタ全盛時のどどどどドタバタ。日…

サンパウロ発仲見世行きである

1月21日、浅草ヨーロー堂にて南かなこ4th Single「かなこの浜っ娘ソーラン」発売記念ライブに闖入す。 一階のレジにてCDを買うと整理券を手渡され二階のイベント会場に案内される。小学校の教室くらいのフロアにパイプ椅子が50脚ほど並べてある。ステー…

岩清水は元々岩清水である

1月23日、夕刻自室にてのたらくたら過ごす。夜はラピュタに「愛と誠」を観に行くつもりでいる。74年の松竹作品である本作を私は未見である。覚えているのは当時の少年マガジンの表紙を主演の西城秀樹と早乙女愛が飾ったということ。小学生から見ればハマリ役…

便利屋の商売道具はモズライトである

12月22日、上野周辺をウロウロと。とんこつらーめんの店「貫ろく」にてみそ七百円を頼む。ライス、大盛り共にタダとは嬉しい。が、この種のサービスのある店は肝心のラーメンが三口もすすれば飽きてしまう無個性ぶりの場合が多い。「貫ろく」はちゃんと美味…

後の松井秀喜ではないのである

ラピュタ阿佐ヶ谷にて「嗚呼!!花の応援団役者やのォー」を観る。76年の日活作品である。当時の私は小学三年生か。役者やのォーという流行語は何となく覚えている。卒業後も団員をシゴくのが楽しみで顔を出すOB役のなぎら・けんいちは丁度イッポンでもニ…